梅毒

梅毒

日暮里泌尿器科内科では、梅毒の検査、治療を行っております。梅毒の症状や身体所見を認める場合や保健所等の検査で梅毒に感染していることが判明している場合は保険診療が受けられます。

原因

後天梅毒は、Treponema pallidum(T.p)が、皮膚や粘膜の小さな傷から侵入することによって感染します。性行為は陰部に肉眼ではわからないぐらいの傷を生じるため感染します。先天梅毒は、胎児が母体内で胎盤を通じて感染します。

症状

第1期

感染後、約3週間ほど経過すると、T.pが侵入した部位に、痛みのない軟骨様の硬さの結節ができます。(初期硬結)やがて、硬結は痛みのない潰瘍となります。(硬性下疳)また、股の付け根のリンパ節も無痛性に腫れてきます。これらの症状は、放置していても2~3週間でなくなってしまいますが、梅毒が治ったわけではありません。梅毒は進行して次のステージへ向かいます。ただし、HIV感染者では、これらの症状は無くならずに次のステージまで持続します。

第2期

感染後、約3ヶ月ほど経過すると、様々な発疹が出現します。通常は、このステージまでには医療機関を受診し治療を受けるため、第3期、第4期はほとんどみられません。

検査

血液検査を行ないます。最初は定性検査を行ないます。この検査で梅毒感染の有無を確かめます。梅毒に感染していることがわかれば、次は定量検査を行ないます。定量検査は治癒判定に必要な検査です。

治療

梅毒に有効な抗生剤の内服治療を行ないます。第1期では4週間、第2期では8週間の治療期間が必要です。治療終了後6ヶ月後および12ヶ月後に血液検査を行ない治癒判定をします。薬をきちんと服用したにもかかわらず、治癒を認めない場合は、梅毒に再感染したかHIV感染が疑われます。

注意点

梅毒は治癒しても、何度でも再感染します。一度治癒したら、二度とかからないということはありません。

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